刻々と変化する社会や医療のニーズに柔軟に応えられる質の高いケアを常に実践していくために、看護職は生涯自ら系統的な学習を続けることが求められます。兵庫県看護協会では、こうした看護専門職の学びを支え、キャリアを開発する教育研修プログラムを充実させています。







CNS/CN/看護管理者の活用




2017年度教育研修計画の特徴

国の重点施策・重点事業、兵庫県地域医療構想、日本看護協会の重点事業、兵庫県看護協会の重点事業や会員・非会員を問わず個々のニーズ、組織のニーズ、職能委員会の要望等を踏まえて、いつでも、どこでも、だれにでも、生活と保健・医療・福祉をつなぐ質の高い看護の提供ができる研修を企画する。また、本会の重点事業の目標達成のために、それぞれの重点事業に関連した特徴のある企画とする。

1.地域包括ケア時代に対応できる人材育成

2025年に向けて、地域包括ケアシステムづくりが始まり3年目を迎える。新人看護職員から管理職、准看護師まで、組織の役割や業務に応じた問題解決、課題達成ができるような研修を計画する。5疾病・5事業、ケア対象者の強みに着目した「ストレングスモデル」を活用したケアプランの立案ができる研修、地域包括ケアの推進のために、在宅療養支援の場である外来看護の研修の充実、看護職員認知症対応力向上研修等、看護職の資質の向上につながる研修を計画する。緩和ケアについては、体系的に学べるように、ELNEC-Jコアカリキュラムによる研修を継続する。

2.地域包括の看護提供体制づくりを強化し、地域包括ケア体制の構築を推進

病院完結型から地域完結型へのパラダイムシフトに向けて、新人看護師から管理者、准看護師までそれぞれのポジションで役割を果たしていくことが重要と考える。在宅療養生活支援、退院調整・退院支援、看護補助者、外来患者の療養支援につながる研修を計画する。

3.中堅看護師に期待される役割や実践力向上への支援

組織の中核的な人材である中堅看護師の看護実践力の強化を図るために、看護倫理、フィジカルアセスメント力の強化、チーム医療のコーディネート役、後輩のロールモデルとしてやりがい感をもって働き続けられる研修を計画する。

4.支部・組織での平時の健康危機管理体制の構築

減災教育や、防災体制について学べるように、災害看護研修を「基礎編」「指導者編」
「管理者編」「災害支援ナースブラッシュアップ研修」の4コースの研修を継続する。

5.看護界における最新情報の情報発信と普及啓発

「医療事故調査制度」「特定行為に係る看護師の研修制度」に関する普及啓発と実践事例を広報し、自施設でのあり方について考える機会とする。また、平成28年5月に公表された「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」「看護業務基準の改訂」等の普及啓発について研修を計画する。