コロナ禍での2度目の定時総会


  会長 成田 康子

今年の定時総会は、緊急事態宣言下での開催となりました。昨年11月末からの第3波に続き、それが収束する間もなく今回の第4波が始まりました。特に、第4波は、変異型ウイルスに置きかわり、病床が逼迫し多くの自宅療養者が出て、今までとは違った様相を呈しました。そのような変化の中で、1年半にわたる新型コロナウイルス患者の看護経験を活かし、日々、懸命に目の前の利用者の方のケアにあたって下さっている皆様に、あらためて深く感謝を申し上げます。
 さて、今年度の総会も、書面による議決権行使という形で縮小して開催させていただきました。今年度は、令和2年度の5つの重点方策、①時代のニーズに対応できる看護職の人材育成、②地域包括ケアにおける看護提供体制の構築・推進、③看護職が健康で安全に働き続けられる環境づくりの推進、④災害等健康危機管理体制の整備、⑤組織力の強化、に継続して取り組んでまいります。新型コロナウイルスの感染対策に関しましては、引き続き会員の皆さまのご意見をお聞きし、情報発信や支援、県や日本看護協会への情報提供等を行ってまいります。併せて、コロナ禍で接触時間を最小限にせざるを得なかった看護を振り返り、その中での人間関係・信頼関係の構築の仕方、看護のやりがい、様々なケアの工夫等も皆さまと情報共有し、共に考えていきたいと思います。
 また、令和2年度にまとめました「兵庫県看護協会活動のあり方」について、総会でも皆様のご意見をお聞きし、最終調整を行い、ひとまずの完成版とさせていただきました。
「あり方」でお示しした、2040年に向けて兵庫県看護協会が目指す看護、「時空を超えて創造する、つなぐ・つながる看護」と「県民の誰もが自らの生き方を選択できどのような状態であっても心から幸せを実感できる生き方を支える看護」を、県民や会員の皆さまと共有し、実現に向けて共に歩みを止めず前進していきたいと思います。
 そして、2040年を見据えつつ、コロナ禍で学んだ看護、ICTの進展によるリモート面会や遠隔看護・WEB研修で距離を超えられるようになったこと、逆に今まで当たり前に実施していた直接触れるケアの意義、変えることと変えないことを見極めながら発展させること等を今年度の取り組みや次年度の計画等に取り入れ、「あり方」で提言したことを進めていきたいと思っています。今後も、協会活動にご支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願いします。
 

参考:波平恵美子・田辺けい子(2021):「コロナ」と「看護」と「触れること」、日本看護協会出版会