公益社団法人兵庫県看護協会 会長 中野 則子

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年、兵庫県看護協会は設立60周年を迎えました。当初、会員1,600人余でスタートいたしましたが、現在は3万人を超え、県民の健康生活実現に向けた活動も時代とともに拡大してきています。看護を取り巻く社会環境が大きく変化する中で、このように看護職能団体として組織強化が図れたのは、歴代の役員、会員の皆様のご尽力と行政や医療福祉の関係団体の皆様のご支援、ご指導のお陰であると心より感謝申し上げます。
この60年を振り返りますと、本会の活動目的であります看護職の資質の向上を始め、県民のニーズに応える看護領域の開発・展開を図る先駆的な活動が展開されてきました。
1つは「訪問看護事業」です。訪問看護がまだ制度化していない昭和58年に尼崎市で、国の在宅医療のモデル事業を開始して以来、現在の訪問看護ステーション事業として継続しています。
2つ目は「まちの保健室事業」です。阪神・淡路大震災で生活復興事業として災害復興公営住宅で開始したまちの保健室事業は県民の健康づくり、子育て支援、介護予防、認知症予防等今では県下約600か所で実施し、ボランティアナースの登録は約2,000人となって活動が展開されています。
3つ目は「医療福祉の関係団体、関係職種との協働」です。兵庫県プライマリ・ケア協議会、兵庫県医療職団体協議会、神戸市地域医療推進協議会等で30を超える医療福祉関係団体と協働して活動を進めています。そして、これらの取り組みが、今求められている地域の看-看連携、チーム医療の推進、多職種協働の基盤となり看護提供体制づくりや地域包括ケアを推進しています。
今年も、病院、施設、地域、在宅で働く看護職がそれぞれの専門性を発揮して看護の力を創り、地域ニーズに対応できる看護提供体制づくりにチャレンジしていきましょう。

平成30年度 兵庫県看護協会重点事業

  1. 地域包括ケア時代に対応できる人材育成
  2. 地域包括ケアにおける看護提供体制づくりの推進
  3. 看護職が働き続けられる勤務環境の推進
  4. 支部、施設での平時の健康危機体制の推進