兵庫県看護協会は定款第3条の目的を達成するために9つの事業を行っています。

兵庫県看護協会9つの事業

  1. 看護教育及び学会等学術振興に関する事業
  2. 看護に係る調査及び研究並びに看護業務及び看護制度の改善への提言に関する事業
  3. 看護職の労働環境等の改善及び就業促進による人々の健康及び福祉の増進に関する事業
  4. 地域ケアサービスの実施及び促進に関する事業
  5. 災害、健康危機支援に関する事業
  6. 看護の国際交流に関する事業
  7. 看護の普及啓発に関する事業
  8. 施設の貸与に関する事業
  9. その他本会の目的を達成するために必要な事業

令和4年度重点方策及び重点事業

 本会は、「県民の健康な生活に寄与する」ことを目的として「看護職としての職業倫理・資質の向上」「働き続けられる環境づくり」「人々のニーズにこたえる看護領域の開発・展開」の活動を進めている。
 地域包括ケアシステム構築の目途とされている2025年を目前に控え、これまで「地域包括ケアにおける看護提供体制の構築・推進」を中心に重点方策を定めて取組みを推進してきた。今後においても継続して取り組む重要な課題であり、「看護人材確保」「病院と在宅のシームレスな看護の提供」「より複雑多様化する医療・看護・介護に対応できる看護職の育成」を着実に推進していく必要がある。
 昨年度、本会においては、さらにその先の2040年の社会を見据えて、看護に関わる社会の変化を概観し、看護職を取り巻く問題点、本会の取組みの現状と課題を踏まえながら、今後の活動のあり方について検討を行い、これからの事業展開の指標となる「兵庫県看護協会活動のあり方―2040年を展望して―」をとりまとめた。その中で、本会が目指す看護を「時空を超えて創造する、つなぐ・つながる看護」「県民の誰もが自らの生き方を選択でき、どのような状況であっても心から幸せを実感できる生き方を支える看護」とし、目指す看護を実践していくために「看護の価値を広め、魅力ある職業にしていく」、「全世代型地域包括ケアを推進するため、地元に根付いた看護を創造する」の2点を活動のあり方として掲げ、当面5か年に本会が取り組む6つの項目を定めた。
 令和4年度においては、この6項目をもとに、令和3年度までの取組みとそれらの成果を踏まえつつ現状に応じて段階的に推進していくため、下記の6項目を重点方策とした。
 この重点方策のもと、これまで積み上げてきた事業との継続性を重視して引き継いでいくとともに、先を見据えて新たな事業を加え、充実を図っていく。

兵庫県看護協会活動のあり方―2040年を展望して―【当面5か年の取組み】

  1. 看護職の人材確保と定着促進
  2. 看護職の能力拡大
  3. 県民への健康づくり・地域づくりの支援
  4. 多職種・異分野との連携の推進
  5. 災害・健康危機支援体制の強化
  6. 組織力(団体としての力)の強化

令和4年度重点方策

  1. 看護職の人材確保と定着促進
  2. キャリア開発支援
  3. 全世代型地域包括ケアシステムを支える看護機能の強化
  4. 勤務環境改善の推進
  5. 災害・健康危機支援体制の強化
  6. 職能団体の組織力強化

兵庫県看護協会活動のあり方-2040年を展望して-

本会では、2040年に向けて超高齢社会に伴う要介護者の増加と生産年齢人口の減少に伴う人材不足、ICTの進化という大きな社会の変化を見据えて、2040年を展望した本会の活動の方向性を明確にするため、「兵庫県看護協会活動のあり方」について令和2年度、検討を行いました。
その中で、変化に柔軟に対応し進化する看護の創造と20年後も変わらない看護の真価、そして、その中で本会が「目指す看護」を幅広い分野の有識者や会員の皆様のご意見をお聴きしながら検討を繰り返して明らかにし、令和3年7月に各会員・会員施設の皆様にお届けいたしました。
今後は、この「あり方」を踏まえ、具体的な事業を会員の皆様のご意見をお聞きしながら推進していきたいと考えておりますので、是非、皆様のご意見をお寄せいただきますようお願いいたします。
(令和3年7月)