令和5年度 認定看護管理者教育課程 「セカンドレベル」研修報告

 7月6日に開講したセカンドレベル研修(31日間)が、8月31日に閉講いたしました。53名の受講者で職位の内訳は、師長職91%、副部長職9%でした。昨年度は新型コロナウイルスの影響でオンライン研修がメインでしたが、今年度は感染状況に配慮しながら集合研修での開催となりました。また、2019年度よりカリキュラム基準改定で「臨地実習」が組み込まれたものの、新型コロナウイルスの影響により2021年2022年は臨地実習が実施できませんでした。今年度は2年ぶりに、臨地実習を行うことができました。臨地実習のねらいは「地域連携を理解するために自組織と異なる事業所の活動を知る」となっており、受講者自身が選択した自組織と役割機能が違う施設(訪問看護ステーション・介護老人保健施設・看護小規模多機能型居宅介護事業所など)で1日間の実習を実施することができました。実習後には、グループごとに各自の学びの共有と、看看連携体制を強化するための中間管理者が取り組むべき課題と行動計画について協議することで学びを深めることができました。
 研修後のアンケートで「向上した能力」を自己評価してもらいました(図)。「達成志向性」「組織理解力」「ネットワークの形成力」「分析的思考力」「対人関係能力」はすべての受講者が「おおいにそう思う」「ややそう思う」と回答しており、とても頼もしい結果でした。