就任にあたって


公益社団法人兵庫県看護協会 会長 成田 康子

 平成30年度定時総会におきまして、中野前会長の後を引き継ぐことになり、身の引き締まる思いです。どうぞ、よろしくお願いします。
 今年度は、団塊の世代が75歳以上になる2025年、団塊ジュニアが65歳になる2040年の人口減少・高齢社会に向けて、医療・介護報酬の同時改定が行なわれました。また、2025年の医療ニーズの変化を踏まえて、前年度、兵庫県では地域医療構想が策定されました。それらを基に地域の中における医療機能の確保を進め、「地域包括ケアシステム」により、生活の支援体制を充実させ、「医療」と「介護」の垣根を越えて、「住んでいる方々の生活を支援していく」ということが、私達には求められています。
 そして、兵庫県看護協会は、昨年、設立60周年を迎え、70周年に向けての第一歩を踏み出しました。そこで、時代が求める看護の実現に向けて、平成30年度は次の4つの重点事業、①地域包括ケア時代に対応できる人材育成、②地域包括ケアにおける看護提供体制づくりの推進、③看護職が働き続けられる勤務環境改善の推進、④支部、施設での平時の健康危機体制の推進、に取り組みます。
 このように変化する状況の中で、看護職に求められるキーワードは「つなぐ」だと思います。看護の将来ビジョンにあるように、いのち・暮らし・尊厳をまもり支えるには、看護職が『時間』『場所(空間)』『思い(想い)』をつなぎ、『人』をつなげることが必要です。「病院と地域をつなぐ」「看護と介護をつなぐ」「医療従事者と生活者をつなぐ」「専門職と非専門職をつなぐ」「現在と過去・未来をつなぐ」「日本看護協会と県協会をつなぐ」「県協会と会員・非会員をつなぐ」等々。職能団体として、この「つなぐ」をキーワードに平成30年度重点事業に取り組んで行きたいと思っています。また、そのために会長として、私自身が、多くの組織・人と「つながる」ということを使命に、そして会員の皆様とのつながりを大切にしながら取り組んでいきたいと思います。
 人生100年時代を見据えて、国民一人一人が安心で安全な医療・看護が受けられるよう、兵庫県における地域包括ケアシステムの構築と看護職がプロフェッショナルとして働き続けられるよう、今後も会員の皆様の更なるご協力、ご支援をお願いいしたします。